「
ジャパンC・G1」(24日、東京)
1番人気の
ドウデュースが、鞍上・
武豊の左ステッキに応えて後方から鮮やかに伸び、G1・5勝目を飾った。ゴール直前は最内の
シンエンペラー、中の
ドゥレッツァとの3頭でのたたき合い。メンバー最速の上がり3F32秒7の鬼脚でタイトルをつかみ取った。2着は8番人気
シンエンペラー、7番人気
ドゥレッツァの同着だった。
殊勲の
武豊は「ホッとしています。期待を背負っていたので、それに応えたい気持ちは強かったので。ペースが遅過ぎたので馬が全力で走りたがったのを抑えるのに苦労しました。動きだすのが早いかなと思ったけど、この馬ならもつと思って自信を持っていきました」と充実の汗をぬぐう。昨年は自身の負傷により、騎乗できなかった一戦。「自分のことよりも
ドウデュースにとってラストシーズン。この馬とタイトルを獲りたい思いが強かった。この馬の走りができてうれしいですね」と目尻を下げた。
今後は
有馬記念(12月22日・中山)参戦が視野に入る。「無事ならば
有馬記念と聞いていますし、何とかいい形で最後を飾りたいですね」と気持ちを新たにしていた。
提供:デイリースポーツ