◇G1・
ジャパンカップ(2024年11月24日 東京芝2400メートル)
国内外の強豪が集った「
ジャパンカップ」は、
武豊が騎乗した1番人気
ドウデュース(牡5=友道)が制し、G1通算5勝目を挙げた。
競馬界と野球界の「レジェンド共演」に東京競馬場が沸いた。日米通算4367安打を記録したイチロー氏(51=
マリナーズ会長付特別補佐兼イン
ストラクター)が、
ジャパンC表彰式のプレ
ゼンターを務めた。
優勝馬
ドウデュースの鞍上・
武豊と以前から親交のあるイチロー氏が表彰台でガッチリ握手する姿がターフビジョンに大写しになると、大観衆から「ウォー〜」と歓声が沸き起こった。
イチロー氏は「
ジャパンCを制した
ドウデュース号、
武豊騎手、関係者のみなさま、本当におめでとうございます。世界の強豪が集う舞台に立つ緊張感は数あるレースの中でも特別なものではないでしょうか」と祝福。「その緊張感の中で挑む姿に、アスリートとして感銘を受けました。そして熾烈(しれつ)なレースを繰り広げたサラブレッドたちの走り、とても力強く美しかったです。これからも、感動を生む数々のレースが繰り広げられることを楽しみにしています」と言葉を弾ませていた。
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ジャパンカップ 70年代後半に「世界に通用する馬づくり」が提唱され、81年に創設された。第1回に参戦した外国馬は北米とアジアの8頭だった。日本馬の初勝利は84年の
カツラギエース。外国馬の勝利は05年の
アルカセットを最後に途絶えている。
スポニチ