東京12Rの第44回
ジャパンカップ(3歳以上GI・芝2400m)は1番人気
ドウデュース(
武豊騎手)が勝利した。勝ちタイムは2分25秒5(良)。クビ差の2着に8番人気
シンエンペラーと7番人気
ドゥレッツァが入った。
ドウデュースは栗東・
友道康夫厩舎の5歳牡馬で、
父ハーツクライ、
母ダストアンドダイヤモンズ(母の
父Vindication)。通算成績は16戦8勝。
レース後のコメント
1着
ドウデュース(
武豊騎手)
「ほっとしています。期待を背負っていて、応えたい気持ちが強かったです。今日もペースが遅すぎて、馬は全力で走りたがって、抑えるのに苦労しました。動き出しは早いかと思いましたが、この馬なら最後まで持つんじゃないかと思って、自信を持っていきました。
自分のことよりも、
ドウデュースはラストシーズンですし、タイトルを獲らせてあげたい気持ちが強かったです。天皇賞、
ジャパンCを勝てて、すごく嬉しいです。世界を代表する馬たちが
ジャパンCに来てくれて、一緒に戦えたことは嬉しかったですし、そこで勝てたことは価値があると思います。
このあとは馬の状態によると思いますが、無事なら
有馬記念へ、と聞いていて、そこで引退ということになると思いますので、なんとか良い最後を飾りたいと思います」
2着同着
シンエンペラー(
坂井瑠星騎手)
「スローが目に見えていたので主張していって、何か来たらその後ろというイメージでした。状態がとても良く、良い走りができたと思います。ただ、着差が着差だけに残念でした。まだ3歳ですし、これからの成長が楽しみです」
2着同着
ドゥレッツァ(W.ビュイック騎手)
「スタミナがあって長距離向きです。長く脚を使います。鞍上の指示にも素早く反応してくれました。また海外の競馬にチャレンジして欲しい馬です」
4着
チェルヴィニア(
C.ルメール騎手)
「ペースが遅過ぎました。良いところで競馬は出来ましたが、(直線で)一気にペースアップ。
ドウデュースと同じ走りは出来ないです。瞬発力勝負になってしまいました」
5着
ジャスティンパレス(C.デムーロ騎手)
「ゲートの中でうるさかったですが、スタートは切る事が出来ました。ペースも遅く中団の位置からになりました。よーいドンの競馬になって、長く脚を使うタイプだけに苦しくなりました」
6着
ゴリアット(C.スミヨン騎手)
「リズムの無い遅いペースで、勝負どころの前に馬が消耗してしまいました。この馬にとってスムーズなレースではありませんでした」
(F.
グラファール調教師)
「スタートがうまく切れず、スローペースで、終盤にかけて加速することができませんでした。本来のこの馬の姿を見せることができませんでした」
7着
スターズオンアース(
川田将雅騎手)
「良く頑張りました」
8着
オーギュストロダン(R.ムーア騎手)
「スタートしてから、速くなったり遅くなったり、乱れたペースになって、この馬のベストの走りをすることができませんでした」
(A.オブライエン調教師)
「ペースがスローで、この馬に合ったレース展開ではありませんでしたが、よく走ってくれたと思います。R.ムーア騎手も悔しがっていましたが、また
ジャパンCに挑戦したいと思います」
10着
シュトルーヴェ(
鮫島克駿騎手)
「スタートはいつも遅いタイプで、しっかりと出して行きたかったのですが、スローな流れで、いつも通り後方からになりました。脚はしっかりと使ってくれましたが、着差が着差だけに残念です。仕上がりは完璧で、100%以上の出来だったのですが…」
11着
ファンタスティックムーン(R.ピーヒュレク騎手)
「S.シュタインベルク調教師も言っていましたが、我々の期待したハイペースではなく、日本のレースにしてはペースが遅すぎました。本来の末脚を発揮できませんでした」
(S.シュタインベルク調教師)
「今日はペースが遅すぎました。もっと流れる展開が望ましかったです。スローになったので、直線では使える脚が残っていませんでした」
12着
ブローザホーン(
菅原明良騎手)
「馬の調子が上がっていて雰囲気が良かったです。ただ、遅すぎるペースで切れ味勝負では分が悪かったです」
13着
カラテ(
杉原誠人騎手)
「馬は折り合って、一生懸命走ってくれました。もう少し前へ行けば良かったかも知れません」
ラジオNIKKEI