じっくりと間隔を取って海外遠征の疲労回復を図った
アイアンバローズが、得意のレースで復帰戦を飾る。主な有力馬は次の通り。
■11/30(土)
ステイヤーズステークス(3歳上・GII・中山芝3600m)
ここ3戦は
ステイヤーズSから間隔が詰まってロー
テンションが厳しかった
有馬記念や、海外遠征で能力を発揮できなかった
アイアンバローズ(牡7、栗東・
上村洋行厩舎)だが、この
ステイヤーズSには3年連続で出走して2着、4着、1着と好相性。強靭なスタミナと開幕週の馬場で持ち味が生きるスピードを兼ね備えて長距離実績は十分。昨年負かした2着馬は今年
天皇賞(春)を制した
テーオーロイヤル。長期休養明けだが入念に乗られて態勢は整っており連覇を目論む。鞍上は
石橋脩騎手。
以前は中距離を中心に使われてきたが、今年の
京都記念を皮切りに長距離路線へと変更して成績が格段にアップした
シュヴァリエローズ(牡6、栗東・
清水久詞厩舎)。前走でようやく重賞初制覇を成し遂げたが、負かした2着馬はあの長距離実績のある
ディープボンドだから距離適性以外にも体力強化が目覚ましい。6歳とはいえ、ここに来て充実一途。重賞連勝も十分だ。
その他、格下の身ではあるが、オープンでも堅実に走っている
ゴールデンスナップ(牝4、栗東・
田中克典厩舎)、癖を知る鞍上にスイッチして久々の勝利を狙う
ミクソロジー(牡5、栗東・
辻野泰之厩舎)、格下馬でも立ち回りが巧いフルール(牝4、美浦・
上原佑紀厩舎)、決め手鋭い
マイネルケレリウス(牡4、美浦・
奥村武厩舎)などが顔を揃える。発走は15時45分。