フェブラリーSを制した
ペプチドナイル(牡6、栗東・
武英智厩舎)が、
チャンピオンズカップ(3歳上・GI・ダ1800m)でGI・2勝目を狙う。
ペプチドナイルは
父キングカメハメハ、
母クイーンオリーブ、母の
父マンハッタンカフェの血統。母は
JRAで4勝。半弟の
ハセドンは22年の青竜S、23年の
バレンタインSを制している。
ここまで22戦8勝。昨夏の北海道で
大沼S、
マリーンSとオープンを連勝。その後は不甲斐ないレースが続いたが、
ベテルギウスSでオープン3勝目。年明け初戦の
東海Sは6着に敗れたものの、
フェブラリーSでは積極的な立ち回りから押し切り、11番人気の低評価を覆してのGI初制覇を果たした。続く
かしわ記念を3着にまとめると、秋初戦の
南部杯でも
レモンポップに食い下がって3/4馬身差の2着に奮闘。押しも押されもせぬダート界のトップホースの地位を確立している。今回は4戦ぶりの1800mとなるが、距離延長は問題なし。ここがラストランの
レモンポップに改めて勝負を挑む一戦となる。
前身の
ジャパンCダート時代を含め、同年の
フェブラリーS覇者の制覇となれば、00年の
ウイングアロー、11年の
トランセンド、17年の
ゴールドドリーム、23年の
レモンポップに続く4頭目の偉業となる。今度は人気馬の1頭として勝利を掴み取り、並み居るダートの大物に続いてみせる。