札幌芝1500mの新馬戦を勝った後、2ヶ月ほどのレース間隔をあけて出走した
サウジアラビアRCも制して重賞制覇となった
アルテヴェローチェ(栗東・
須貝尚介厩舎)。次走は朝日杯フューチュリティステークス(12月15日・京都芝1600m外)を予定しており、今朝27日はレースに向けた2週前追い切りを行っている。
CWで
武豊騎手が跨って、
ジェゼロに先行する形。遥か前方には
ユティタムがいたが、これには追いつかないだろうという距離感。ただ、6F標識を通過したところから15秒を切るラップを踏んでいたので、
ユティタムとの距離は少しずつ詰まっていく。
3コーナーを抜けてから4コーナーに入るあたりではしっかり加速して、最後の直線に向くとスムーズにスピードアップ。手応えよく、
ユティタムとの距離を詰めていき、最後は半馬身のところまで迫ってフィニッシュ。追いかけてきていた
ジェゼロには抜かせないでゴールとなった。
時計は6F80.3〜5F65.5〜4F51.1〜3F36.7〜2F23.0秒〜1F11.4秒。このくらいの時計は出る馬ではあるが、6F標識からゴールへ向かって加速ラップを踏むことができている点が素晴らしい。来週以降もどのような動きを見せてくれるか楽しみである。
(取材・文:井内利彰)