「チャンピオンズC・G1」(12月1日、中京)
5カ月ぶりの実戦。
帝王賞8着からの反撃を期す
セラフィックコールは決戦2日前の金曜朝、栗東Eでじっくり乗った後に、ゲートを入念に確認してこの日の調整を完了。反撃への牙を研いだ。
木曜発表の事前馬体重は542キロ。寺島師は「馬体は変わりなく臨めそうです。
テンションも変に上がることはないですから。枠順も真ん中ぐらいだからちょうどいいのでは」と取り囲む報道陣を相手に好調を伝えた。
デビューからみやこSまで無傷の5連勝を果たして挑んだ昨年(10着)ほどの派手さはない。今年は
ダイオライト記念こそ勝ったものの、その後は
川崎記念5着→
帝王賞8着と物足りないレースが続いた。輝きを取り戻すための策、それが馬具による集中力アップだ。
「今まではチークピーシーズを着けていましたが、今回からはメンコを外してブリンカーを装着。行きっぷりは良くなってきました。追い切りもしっかりと動けているし、道中の活気も出てきた」とトレーナーは効果に手応えを示した。
肉体的には充実期を迎えた4歳秋。「状態は今までの中で一番いいと思う。調教をしても(馬体が)しぼまなくなった」と指揮官。鞍上にはC・デムーロを起用。今秋は久々に短期免許を取得したが、
スタニングローズで
エリザベス女王杯制覇と相変わらず手綱はさえ渡っている。強気に騎乗する鞍上。その
スタイルは
セラフィックコールにマッチしそうだ。
提供:デイリースポーツ