いよいよ"師走開催"となった
中央競馬。2歳戦は来週からG1が3つ行われますが、指名馬の動向はいかがですか?今年は
クロワデュノール(牡、斉藤崇)や
エリキング(牡、中内田)、
ブラウンラチェット(牝、手塚)など比較的人気だった馬が秋の重賞でも結果を出していますので、グループ内での明暗は分かれているかもしれませんね。
筆者が参加しているグリーンチャンネルのPOGドラフト会議は例年以上にハイレベルな戦いになっており、ファイナルシーズンにふさわしい争いに。まずは前半戦がどういう締めくくりとなるのか楽しみにしたいところです。
注目馬がそろったカトレアSを制したのは
ナチュラルライズ(牡、伊藤圭)でした。まだ粗削りなレース内容でしたが、直線の伸び脚はお見事でしたね。次走は全日本2歳優駿(12月11日・川崎、ダート1600m)の予定。ここで上位に入った馬たちも次走以降の活躍が楽しみです。
そのカトレアSよりも速い時計で未勝利を勝ったのが
ルクソールカフェ(牡、堀)でしたね。こちらは直線2頭の併せ馬になって、時計が出やすい形にもなりましたので、単純な比較はできませんが、ポテンシャルの高さは相当。今後の活躍に期待です。
アイビーSを勝って2歳G1に照準を合わせていた
マスカレードボール(牡、手塚)が、
ホープフルS(12月28日・中山、芝2000m)に向けて来週帰厩予定と発表がありました。先週紹介した想定に名が加わることになります。先週の
京都2歳Sを制した
エリキングの次戦は来年になりそうですが、それ以外のクラシック有力候補が一斉に顔をそろえるレースとなりそう。いやー、これは楽しみ!
3日の新馬戦(東京芝1400m)を勝った
カラヴァジェスティ(牡、
奥村武)は
ジュニアC(1月5日・中山、芝1600m)か
シンザン記念(1月13日・中京、芝1600m)のどちらかに出走する予定です。
阪神JFを予定している
ブラウンラチェットが26日に美浦へ帰厩。今年は外国馬の参戦も注目されているレースですが、恐らく人気の中心になりそうなだけに、今後の調整、その走りに注目したいです。
アルレッキーノ(牡、国枝)も29日に帰厩。予定していた朝日杯FSに向かいます。(馬サブロー美浦支局・木村)
提供:デイリースポーツ