「チャレンジC・G3」(30日、京都)
中団から力強く伸びた3番人気の
ラヴェルが、2歳時のアルテミスS以来となる約2年1カ月ぶりの重賞2勝目を飾った。前半5F58秒4とある程度淀みなく流れる展開。道中はリズム良く運ぶと、手応え十分に勝負どころへ。直線は豪快に伸びて先頭でゴールに飛び込んだ。2着は追い込んできた6番人気の
ディープモンスター、3着には13番人気の
エアファンディタが入った。
前走の
エリザベス女王杯で2着と好走。中2週で臨んだ一戦で久々のタイトルゲットに導いた川田は「スムーズに競馬をしてくれました。前半からリズムを大事にしながら終始、動きをつくり続けながらの道中でした。折り合いというよりも、今は動きをつくる方が大事なので、引っ掛かることより、ちゃんと動けるかということの方が大事なポイントです」と説明する。「前回いい状態で競馬を迎えてくれて、いい内容で走ってくれて、勝てはしませんでしたけれども、あのトップカテゴリーで素晴らしい走りをしてくれたので、そこから継続していい状態でここまで連れてきてもらえてるなと感じる返し馬でした。何より、きょう、この馬が久しぶりに勝ったということが大事なことですし、この時間をスタッフの方たちとともに喜んでもらえたらなと思います」と、関係者やファンにメッセージを送った。
提供:デイリースポーツ