「ダンツ軍団」が22年ぶりの
JRA・GI制覇なるか。
ファンタジーSを制した
ダンツエラン(牝2、栗東・
本田優厩舎)が、
阪神ジュベナイルフィリーズ(2歳牝・GI・芝1600m)で2歳女王の座を狙う。
ダンツエランは父
ロードカナロア、
母ミスチヴァスミスティ、母の父
Into Mischiefの血統。昨年のセレクションセールで4200万円(税抜)の高値で取引された。
ここまで3戦2勝。8月新潟の新馬(芝1600m)でデビュー勝ち。
りんどう賞は3着に終わったものの、中3週で
ファンタジーSに格上挑戦。好位直後で脚をためると、直線で渋太く伸びて、3着までハナ差、ハナ差の大接戦を制した。現状は前向きな面が強く、マイルへの距離延長がプラスとはいえないが、折り合い一つでチャンスはあるだろう。
冠名「ダンツ」の山元哲二オーナーの所有馬は、これまでに
JRAの重賞を16勝。GIは95年の
宝塚記念の
ダンツシアトル、02年の
宝塚記念の
ダンツフレームで2勝している。今回は20年の
秋華賞の
ダンツエリーゼ(12着)以来、4年ぶりのGI参戦。ここで22年ぶりの
ビッグタイトル獲得となることを願いたい。