第76回
阪神ジュベナイルフィリーズ・G1は8日、京都競馬場の芝1600メートルで行われる。
注目は2戦2勝の
ブラウンラチェット(牝2歳、美浦・
手塚貴久厩舎、父
キズナ)だろう。今年の米国G1・
ケンタッキーダービーとブ
リーダーズCクラシックで3着だった
フォーエバーヤングの半妹。前走の
アルテミスSでは、直線の瞬発力勝負を制した。レースセンスが良く、コース替わりも気にならないタイプ。ここも勝つようなら来年の牝馬クラシックの主役になる。
ファンタジーSを勝った
ダンツエラン(牝2歳、栗東・
本田優厩舎、父
ロードカナロア)はここ2戦が1400メートルだが、マイルの新馬戦を勝っていることから、マイルは全く問題ない。前走からさらに体調を上げており、勝負根性がある点と、道悪を苦にしないのも魅力だ。
札幌2歳Sで鼻差の2着だった
アルマヴェローチェ(牝2歳、栗東・
上村洋行厩舎、父
ハービンジャー)もここを目標の好仕上がり。初のマイルへの対応がカギになるが、外回りコースなら割り引く必要はなさそう。
新潟2歳Sで2着の
コートアリシアン(牝2歳、美浦・
伊藤大士厩舎、父
サートゥルナーリア)も初戦で速い上がりを使って圧勝している。力の差はなく、流れに乗れれば好勝負になりそうだ。
そして、阪神JF史上初となる外国調教馬が参戦する。4戦3勝の
メイデイレディ(牝2歳、米国
ジョセフ・リー厩舎、父タピット)はBCジュ
ベナイルフィリーズターフで2着の実力馬。デットーリ騎手の手綱さばきにも注目したい。
スポーツ報知