「チャンピオンズC・G1」(1日、中京)
砂の王者が有終の美を飾った。1番人気の
レモンポップが敢然と逃げ、ゴール前は大接戦となったが、鼻差しのぎ切り、連覇でラストランを締めた。2着に2番人気の
ウィルソンテソーロ、3着に9番人気の
ドゥラエレーデが入り、昨年と1〜3着まで同じ着順となった。
わずか10センチ。逃げ粘ろうとする
レモンポップ目がけてて、
ウィルソンテソーロがゴール前で猛然と追い詰めた。上がり3Fのタイムはメンバー最速の36秒2。だが、鼻差で今年も2着と、JRA・G1勝利に届かず涙をのんだ。
「着差はわずかでしたが、チャンピオンは最後までチャンピオンでした」と手綱を取った川田は
レモンポップの強さを素直に認めた。そして、持ち前の末脚を繰り出したウィルソンを「この馬らしく最後まで走れました」とたたえた。
JBCクラシックに続くG1級レースの連勝はならなかったが、価値ある一戦だった。「ここ2走で激しいレースをしたので、次走は状態を見極めながらですね」と小手川師。まだまだ先はある。
レモンポップの引退によって空席となるダート王座を目指して飛躍を誓う。
提供:デイリースポーツ