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【阪神JF展望】ゆとりのあるローテーションの重賞組が理想

  • 2024年12月04日(水) 06時00分
 近年、朝日杯FSホープフルSに有力馬が分散する牡馬と異なり牝馬路線は一本道であり、この阪神JFでは現時点の有力どころが一堂に会すことになる。今回は舞台が荒れ馬場の京都マイルになるので、この時期の2歳牝馬にとっては中々タフで底力も問われやすいだろう。

1.ゆとりのあるローテーション

 過去10回で、中3週以内だった馬は[1-2-1-49]で複勝率7.5%しかない。対して、中4〜8週の馬は[8-6-8-80]で複勝率21.6%、中9週以上の馬は[1-2-1-19]で複勝率17.4%。近年は休み明けでも仕上げる技術が高く、ゆとりのあるローテーションで駒を進めてきた馬が中心となる。

2.前走と同じ騎手

 過去10回で、前走から騎手が乗り替わりとなる馬は[1-5-3-84]で連対率6.5%、複勝率9.7%なのに対し、前走からの継続騎乗だと[9-5-7-64]で連対率16.5%、複勝率24.7%と大きく違う。

3.前走重賞組を信頼

 過去10回で、前走が新馬戦だった馬は[0-1-0-13]で1頭しか馬券圏内に好走していない。未勝利は[0-0-0-9]で馬券絡みなし、1勝クラスは[1-4-1-46]で複勝率11.5%。対して、前走がGIIIの馬は[8-3-7-61]で複勝率22.8%と好成績。意外と人気がない前走GII組は[0-1-2-6]で複勝率33.3%、勝ち馬こそ今のところいないが複勝回収率でも124%と好成績だ。

 ブラウンラチェットは新馬戦、アルテミスSと無傷の連勝。半兄フォーエバーヤングケンタッキーダービーで3着、ジャパンダートクラシックを制覇とダートで活躍しているが、この馬は芝での軽い走りが目立つ。人気馬が結果を出しやすいレースで、好位に付けられる脚質も今の京都を考えると強調材料。3連勝での戴冠も十分だ。

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