「香港国際競走・香港G1」(8日、シャティン)
香港スプリントは、前哨戦のジョッキークラブス
プリントを、コースレコードを更新する1分7秒43の圧巻の時計で突き抜けたカーイン
ライジングに大注目です。直線は目を引く伸びでしたし、昨シーズンは最もレーティングを上げた馬に贈られる最高成長馬と、香港デビューの3歳馬を主に対象としている最優秀グリフィンをW受賞しました。日本馬からは、約半年のブランクを乗り越えて
スプリンターズSでG1初制覇を果たし、ひと皮むけた印象の
ルガルにも期待しています。
混戦ムード漂う
香港マイルは、日本から参戦するマイルCSで悲願のG1制覇を果たした
ソウルラッシュに熱視線を送ります。昨年は4着に敗れているものの、今の充実ぶりなら巻き返しは十分可能。岩崎助手は「レース後もカイバを食べてくれているし問題なく調整できています。今年はさらに成長してくれている」と手応えを口にしていました。リベンジマッチに期待が高まります。前哨戦を制した地元の
ヴォイッジバブルが強敵になるでしょう。
香港ヴァーズは日本調教馬が、18年から出走機会5連続で連対している相性のいいレース。日本馬の筆頭となるのは、
ステレンボッシュです。今年の牝馬クラシック1、2、3着と、能力の高さは確実。唯一の3歳馬かつ牝馬となりますが、ここが試金石の一戦となるでしょう。同レースで3勝を誇るモレイラ騎手の手綱は心強い限りです。
提供:デイリースポーツ