11月30、12月1日の中山、京都、中京を舞台に2歳新馬戦が計9レース行われ、土曜京都5R(芝1800m)では
リバティアイランドの半妹
マディソンガールが快勝。人気を分け合った
ショウヘイを圧巻の瞬発力で差し切り1馬身差をつけた。上がり3F33秒0、3着がさらに5馬身離れた数字面も秀逸。姉の主戦でもある川田は「いい内容で初戦を終えられました」と期待馬のV発進を振り返る。将来性は満点評価、牝馬クラシック戦線の中核になり得る素材だ。
先週の新馬勝ち馬評価一覧
マディソンガール(牝、父
キズナ、栗東・中内田)
土曜京都5R・芝1800m、川田「じっくりと長い時間をかけて育ててきました。その効果もあって、いい内容で初戦を終えられました」(レース評価A、将来性★★★★★)
ナリノエンブレム(牝、父
パドトロワ、美浦・加藤征)
土曜京都4R・ダート1200m、ルメール「スタートからスピードを見せてくれました。その後はマイペースで走れましたし、直線でもまた加速できました。ダー
トスタートもバッチリです」(B、★★★★)
スモーキーゴッド(牡、父
シルバーステート、美浦・萩原)
日曜中山5R・芝2000m、マーカンド「まだ子どもっぽいですが、いい馬ですね。今回のレースでたくさん学んでくれたと思います。押したら反応して前に出てくれた点は、高く評価できると思います」(B、★★★★)
ソニックステップ(牡、父
ドレフォン、栗東・高野)
日曜京都6R・ダート1800m、西村淳「ケイコに乗せてもらった時から自信がありました。ラスト3Fは優秀でしたし、しっかり調整をしていただき関係者に感謝したいです」(B、★★★★)
ランスオブカオス(牡、父
シルバーステート、栗東・
奥村豊)
日曜京都5R・芝1400m、吉村「走りが真面目で
ゴーサインを出していい反応をしてくれました。抜け出してフワッとしたので、そのあたりの幼さが解消すれば」(B、★★★)
ヴィヴァラリス(牝、父
デクラレーションオブウォー、美浦・尾関)
土曜中山5R・芝1200m、三浦「真面目な馬ですね。体は小さいですが、返し馬で落ち着いていましたし、その分レースでもしっかりスイッチが入りました。直線で1頭になった時に物見をしましたが、内を意識させたらひと踏ん張りしてくれました。もっと体が増えてきてほしいですが、いいバネをしていますよ」(C、★★★)
オリーブグリーン(牡、
父ヘニーヒューズ、栗東・矢作)
土曜中山6R・ダート1800m、坂井「調教の感触通り、砂をかぶっても大丈夫でした。ペースが速く、追走に苦労したけど、しっかり脚を使ってくれました。いろいろな経験ができたなかで勝てたというのは良かったです」(C、★★★)
フィングステン(牝、父
ドレフォン、栗東・西園正)
土曜中京5R・ダート1800m、亀田「乗りやすくてすごくレースがしやすかったです。直線で2着馬に一度抜かれましたが、併せてからもうひと伸びしてくれましたし、しぶとかったです。まだトモの弱いところがあるのでこれから良くなってくると思います」(C、★★★)
トニケンサンバ(牡、父
ナダル、美浦・西田)
日曜中山4R・ダート1200m、菅原明「気の小さい馬で、ゲートの中でソワソワし、それで遅れてしまいました。ただ、その後はカバーできたし、余力を残して勝てたので、次が楽しみです」(C、★★★)
(レース評価は馬サブロースタッフによるS、A、B、C、Dの5段階。将来性評価は★5が最高)
提供:デイリースポーツ