埼玉県浦和競馬組合は3日、スピーディキック(牝5歳、浦和・藤原智行厩舎、父タイセイレジェンド)が、3連覇のかかった東京シンデレラマイル・S3(12月30日、大井)を最後に引退すると発表した。

　同馬は21年6月、門別でデビュー。南関東・浦和に移籍後、21年東京2歳優駿牝馬・S1を制し、翌22年は、桜花賞・S1、東京プリンセス賞・S1を優勝して、南関東牝馬2冠を達成。関東オークス・Jpn2では地方馬最先着となる3着と、JRA馬を相手に互角の勝負を展開し、22年のNARグランプリ3歳最優秀牝馬、23年にNARグランプリ4歳以上最優秀牝馬などを受賞。23、24年と2年連続でフェブラリーS・G1に参戦するなど、これまで、25戦10勝(うちJRA3戦0勝)、重賞9勝(3日現在)。引退後は繁殖牝馬として、第2の馬生を歩む。

　管理する藤原智行調教師はこの日、「東京シンデレラマイルを最大の目標に、状態は良くなっています。3連覇に向けていい感じですし、最後にひと花咲かせてあげたいですね」と語った。

　なお、引退式は年明け1月10日、浦和競馬12R終了後に浦和競馬場のウイナーズサークルで行われる予定。

スポーツ報知