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【地方競馬】キングストンボーイが“南関デビュー”で重賞初制覇

デイリースポーツ
  • 2024年12月04日(水) 21時36分
 「勝島王冠・S2」(4日、大井)

 挨拶代わりの5馬身差V。2番人気のキングストンボーイが衝撃的な南関デビューを4年ぶりの白星で飾り、「第70回東京大賞典・G1」(29日・大井)への優先出走権をゲットした。単勝1・7倍の支持を受けたサヨノネイチヤが2着。3着に3番人気のパワーブローキングが入り、荒れる重賞は順当に収まった。

 1馬身ほど遅れたスタートはご愛嬌(あいきょう)。すぐにリカバリーして3番手につけたキングストンボーイは、4角手前で内で併走するサヨノネイチヤとともに逃げたランリョウオーをかわして先頭へ。だが。手応えは全く違っていた。押っつけながらの相手を馬なりのまま一瞬にして置き去りにして、あとは差を広げるだけ。南関生え抜きの1番人気馬を子ども扱いした。「最高の結果を出せてうれしいね」と御神本はうなずいた。

 実に4年ぶりの勝利を転入初戦&重賞初Vで決めた。A2編入で斤量も恵まれたが、やはり名門・藤沢和元厩舎で育ったエリート候補生。砂上に活躍の場を見い出した。ミックファイアのチャンピオンズC(13着)ショックがまだ癒えない渡辺和師も「思った以上の走り。勝ちっぷりから(東京)大賞典もと思うけど、オーナーと相談して。今後はダートグレードを視野に大切にいきたい」。新たに加わった看板ホースの出現に満面の笑みも復活だ。

提供:デイリースポーツ

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