「阪神JF・G1」(8日、京都)
重賞ウイナーがさらに上昇ムードだ。栗東CWを軽く流した
ランフォーヴァウ。息を整える程度でも4F50秒5-11秒1と上々の時計をマークし、併せた僚馬に1馬身半先着。目下の出来の良さを伝えた。
福永祐一調教師との一問一答は以下の通り。
◇ ◇
-追い切りの感触は。
「半マイルをサラッと。馬なりで動きを確認するぐらいの指示だったけど、思った以上に速いタイム。調子が上がってきているんじゃないかな。いい状態で使えそう」
-前走を振り返って。
「初戦、2戦目といいスタートを切れず、流れに乗れない競馬だったけど、3戦目でいいスタートを切ってくれた。本来できることが競馬でもできて、非常にいい形で競馬を進められた。最後の抜け出す脚は速かったけど、甘くなったあたりは千六までなのかなと感じた。操縦性の良さでマイルまでこなしている」
-一戦ごとの良化も感じる。
「楽な競馬をして勝ってきた馬じゃないのがいい。条件がつかない。今回はフルゲート。多頭数だった2走前の経験も生きる」
-今年3月に開業したばかり。
「引き継いだ馬は、それまで手掛けていらした調教師の先生方の意向を反映させながらで難しさもあったけど、2歳馬は最初から携わって厩舎の色を出しながら。手探りな面はあるけど、こんなに早く重賞を勝てるとはね」
-強みは。
「牡馬相手に勝つことはたやすいことではない。ゲート裏で高ぶるなど気性の難しい面はあるけど、操縦性は全く問題がない。それに、京都外回りの重賞を勝っている強みがある。2歳のG1はキャリアが浅く不確定要素が多い。能力通りに力を発揮できないことも多いけど、同じコースで重賞を勝っているのはアドバンテージがある」
-騎手時代に3勝を挙げたタイトル。
「
CBC賞(
ドロップオブライト)も
デイリー杯2歳Sもジョッキーの時に縁を感じていたので楽しみです」
提供:デイリースポーツ