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香港ヴァーズ・香港G1」(8日、シャティン)
ステレンボッシュが4日、順調に最終リハを消化した。
3歳牝馬で果敢に海を渡った
ステレンボッシュは、モレイラを背に芝コースで好調ぶりをアピール。全身を大きく使ったフォームで駆け、4F50秒6-2F23秒5をマークした。追い切りを見守った国枝師は「すごいアクションだった。文句のつけようがないね」と納得の表情を浮かべた。
デビューから7戦全てで馬券圏内に好走してきた“優等生”。今年の牝馬3冠戦線でも
桜花賞V→
オークス2着→
秋華賞3着と世代トップの実力を証明してきた。最大の持ち味である鋭い末脚は、年長馬が相手でも強力な武器となるはずだ。
当レースは18年から出走機会5連続連対と、日本馬にとって非常に相性のいいレース。
桜花賞で頂点に導いたモレイラとの再コンビも心強い。「ジョッキーは動きもメンタルも息の入りも、すごく良かったと言っていた。彼女の能力を発揮すれば十分戦える」と力強く言い切ったトレーナー。底知れない可能性を秘めた3歳牝馬が、歴史にその名を刻んでみせる。
提供:デイリースポーツ