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【地方競馬】新設重賞はプリムスパールスが逃げ切りで制覇

デイリースポーツ
  • 2024年12月05日(木) 21時30分
 「ジェムストーン賞・S3」(5日、大井)

 混戦ムードの新設重賞は、5番人気のプリムスパールスが4馬身差をつけて堂々と逃げ切った。2着にゲート入りをごねた9番人気のフレンドローマが突っ込み、「デイリー杯 第68回ニューイヤーカップ・S3」(25年1月8日・浦和)への優先出走権を獲得した。1番人気のミラクルメイキングは後方から猛然と外を追い込んだが、3着がやっとだった。

 記念すべきタイトルを獲得したのは船橋のプリムスパールス。馬なりのまま先手を奪うと、後続に陰さえ踏ませぬ走り。ラスト300メートル過ぎで右ステッキが入ると、グーンと後続との差を広げた。最後は4馬身差をつけて混戦を断った。

 前々走のゴールドジュニアではキャリア唯一の黒星を喫したが、距離短縮&2度目の大井コースでリベンジ。昨年重賞4勝の沢田龍はこれが今年の初V。「ホッとしている気持ちが一番です」と胸をなで下ろした。デビューからコンビを組むスター候補生を重賞ウイナーへと導き、「まだ幼いところがたくさんあるけど、最後はガンバレ!ガンバレ!と言いながら追ってました」と会心の走りに笑みがこぼれる。

 米谷康師も南関東では約4年ぶりの重賞V。大井では初の戴冠に、「前走の勝ちタイムが(当日の)C1より速かったので、同世代同士ならスピード上位だと思って、自信を持って送り出しました」と胸を張った。今後は馬体の成長を促す意味で休養へ。「来年の(スプリント界の)主役を張れるように」。未来のスプリント王の“原石”はさらに磨きを放つためにしばし休息する。

提供:デイリースポーツ

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