今週の日曜日は、京都競馬場で
阪神ジュベナイルフィリーズ(GI・芝1600m)が行われます。
今年は阪神競馬場がリフレッシュ工事に入っており、2歳女王決定戦は京都競馬場を舞台に行われます。過去10年の阪神JFは全て阪神芝1600mで開催されていますので、データとしては信ぴょう性に欠けます。そこで今回は23年以降の京都外回りの芝1600mで開催されたオープン特別以上(計11レース)を対象に、今年の阪神JFを紐解いていきたいと思います。
データ対象の11レースでは、レース当日の馬体重が470キロ以上だった馬が8勝2着8回3着9回と良績を残しています。ただ、事前にレース当日の馬体重を正確に知る術はありませんので、ここでは前走の馬体重に注目してみます。前走の馬体重でも470キロ以上の馬が好成績となっており、8勝2着8回3着10回となっています。
一方、前走の馬体重が469キロ以下の馬は3勝2着3回3着1回と苦戦しています。これは23年に
リニューアルされた京都の芝がスピードだけでなく、
パワーも必要になっている証ではないかと思われます。よって、馬体重が小さな馬は大型馬に比べると
パワーが見劣るため、このような傾向となっていると考えられます。
今年の阪神JFではレース当日の馬体重はチェックしたいところです。あまりにも小柄な馬は京都の馬場に苦しんで力を出し切れない可能性もありますので、そのあたりも考慮しながら予想は組み立てていきたいところです。
「人気馬を素直に信頼して良いかわからない」、「穴をあけそうな人気薄の馬が知りたい」。そんな時に役立つのが、ケシウマの予想バイブル『
パーフェクト消去法』です。過去のデータから導き出した消去法で、あなたの馬券検討をサポートします。
昨年の阪神JFでは【残った馬】の
アスコリピチェーノが3番人気で優勝。2着に5番人気
ステレンボッシュが入線しワンツー決着となっています。今回と同じ舞台で行われた今年の
マイルCSでも【残った馬】の
ソウルラッシュが4番人気で優勝するなど結果を残しています!
今週もケシウマの【残った馬】にご期待ください!
ここでは、上位人気が予想される馬の死角となりそうなデータをひとつ紹介します。
【条件】
前走馬体重452キロ以下
[0-0-0-23]複勝率0%
該当馬:
カワキタマナレア、
クリノメイ、
コートアリシアン、
ショウナンザナドゥ、
スリールミニョン、
ビップデイジー、
ブラウンラチェット、
ミーントゥビー、
モズナナスター、
ランフォーヴァウ、
リリーフィールド(過去の該当馬:24年
マイルCSナミュール2番人気17着、24年
米子Sアスクコンナモンダ2番人気8着、24年
京都金杯アルナシーム2番人気11着)
※特に言及のない限り、データは23年以降の京都外回りの芝1600mで開催されたオープン特別以上(計11レース)を対象にしています。
上位人気が予想される
ブラウンラチェットが該当しました。
先週の京都競馬場の芝は直線で外目へ持ち出すケースが多々見られましたので、内目の馬場の傷みはかなり進んでいるように思います。その中で好走するにはスピードだけでなく、力のいる馬場でも平気で走れる
パワーが求められます。今回の阪神JFでも小柄な馬は
パワー不足で本来の力を出し切れないケースは十分に考えられます。
ブラウンラチェットの前走馬体重は440キロ。今週も木曜日に発表された調教後の馬体重では430キロとなっています。
ブラウンラチェットは関東馬でこの中間は美浦トレセンで調整されています。京都競馬場までの長距離輸送も控えていますので、調教後に発表された馬体重よりもさらに馬体を減らす危険性もあります。今の京都の芝では
パワー不足で本来の力を出し切れないケースも考えられます。
また、本馬はデビューしてからの2戦がどちらもスローの上がり勝負となっています。しかし、今回は逃げ馬や先行馬が揃っていることもあり、ここ2戦のようなスローペースは考えにくいメンバー構成になっています。GIのタフな流れに戸惑い力を出し切れないことも考えられますし、人気ほどの信頼は置けない印象です。ここは思い切って本馬の評価を下げて高配当を狙っていくのも策のひとつとして考えたいところです。
はたして、ケシウマはどんな消去データを提示してくるのか。重賞レースの参考として、公開中の『
パーフェクト消去法』を是非お役立てください。