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イチロー氏「いいですね。クール」武豊が明かした競馬でのポリシー「馬の上で涙は…」

スポニチ
  • 2024年12月06日(金) 11時59分
 JRA(日本中央競馬会)は6日、武豊騎手(55)と元メジャーリーガーのイチロー氏(51=マリナーズ球団会長付特別補佐兼インストラクター)がコラボしたスペシャルムービー「ICHIRO MEETS KEIBA MOVIE」を、特設サイトで公開した。

 第2回のテーマは「メンタル」。メンタルコントロールをどうしているのか問われた武豊は「なんかしてるのかなという感じで。特に…。いい答えが出てこないかもしれない」と言うと、イチロー氏は「こうやって力抜けているのが武さん。うらやましいよなあ」と笑った。

 イチロー氏がメンタルコントロールを意識し始めたのは高校2年の秋だという。「センバツを決めるための時期。レフト守っていた時にしなくていいのにダイビングキャッチしてかっこつけるわけですよ、その時にユニホームが汚れるんですけど、ダサいなおれって思った。そこからそれは卒業しました。それしている間は人と同じに見えるだろうなって」と明かした。

 「ユニホームが汚れている方が全力プレーみたいなイメージあるじゃないですか」とする武豊に、イチロー氏は「ユニホームが白いのに人よりうまいのを目指していた。そういう意味では高校の時から、人が喜んでいる時に自分は抑える。その感情はもちろんあるけど、見せない訓練をずっとしていた。そうやってコントロールしていると身についてしまう。でも、人のプレーには全力で喜ぶ。そのポリシーを貫いてきた」と話した。

 武豊は「僕もはしゃぐのは若い時もあまりなかった。競馬は馬が主役で、そこがあるのかな。馬をさしおいて、というところはなんとなく気をつけているところかもしれない」と説明。その上で「こだわりというか気をつけているのは『泣かない』っていうこと。レースでは。いろんな背景があって、うれしいとかいろいろあっても馬の上で涙は流したくない。そっちの方がいいかなって」と自身のポリシーを明かすと、イチロー氏は「いいですね。見ていたらクールですね、そっちの方が」と話した。

 テーマが「チーム」の第3回は12月12日、「モチベーション」の第4回は12月17、「有馬記念」の第5回は12月20日公開予定となっている。

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