11月に行われた
ジャパンCを最後に引退した
オーギュストロダン(Auguste Rodin)。英ダービーを制した
ディープインパクト産駒が初めて日本のレースに参戦とあって、大きな期待を背にスタートしたが結果は8着。大団円とはならなかった。父が制したレースで勝利できなかった理由はどこにあったのか。管理していたA.オブライエン師に伺った。
こちらが質問しているときに何度もうなずくなど、
オーギュストロダンへの愛を感じさせるオブライエン師。まずは「頑張ってくれました」と愛馬を労うと、ゆっくりと敗因を口にした。
「もう少しペースが速いと思いました。前目の位置を取りに行きましたが、結果として馬群の後ろになってしまいましたね。追走ペースが遅すぎました。あそこまでのスローペースは合っていなかった。ただ、頑張ってくれましたし、
ジャパンCに参戦できたことはうれしかったです」
そして、最後に「結果は良くなかったですが、勝ち馬がとても強かったです」。
オーギュストロダンよりも3角までさらに後方にいたにもかかわらず勝ち切った
ドウデュースの強さを褒めたたえた。