8日、香港・シャティン競馬場で行われた
香港ヴァーズ(3歳上・香G1・芝2400m)は、直線で鋭く脚を使った
O.マーフィー騎手騎乗の8番人気ジアヴェロット(
Giavellotto、牡5、英・M.ボッティ厩舎)が突き抜け、連れて追い込んだ5番人気
ドバイオナー(
Dubai Honour、セ6、英・W.ハガス厩舎)に2馬身半差を付けて勝利した。勝ちタイムは2分27秒53(良)。
さらに1馬身差の3着に1番人気
ステレンボッシュ(牝3、日・
国枝栄厩舎)が入線。4番人気
プラダリア(牡5、日・
池添学厩舎)はハナを切ったが、直線で後退し11着だった。
勝ったジアヴェロットは父
Mastercraftsman、
母Gerika、母の
父Galileoの血統。昨年のヨークシャーC(英G2)で重賞初制覇を飾り、その後も欧州で長距離戦を中心に好走を続けていた。前走の愛セントレジャー(愛G1)でも3着に健闘していたが、これまでG1勝ちは無く、異国の地で待望の
ビッグタイトルを手にした。通算成績は18戦7勝(うち重賞4勝)。