京都11Rの第76回
阪神ジュベナイルフィリーズ(2歳GI・牝馬・芝1600m)は5番人気
アルマヴェローチェ(
岩田望来騎手)が勝利した。勝ちタイムは1分33秒4(良)。1馬身1/4差の2着に8番人気
ビップデイジー、さらに1馬身3/4差の3着に7番人気
テリオスララが入った。
アルマヴェローチェは栗東・
上村洋行厩舎の2歳牝馬で、父
ハービンジャー、
母ラクアミ(母の
父ダイワメジャー)。通算成績は3戦2勝。
レース後のコメント
1着
アルマヴェローチェ(
岩田望来騎手)
「6年間ずっと悔しい思いをしてきたので、やっとここでGIを勝ててうれしいです。騎乗依頼をいただいた時からレースセンスのいい馬だと感じていましたし、レースもスムーズで、最後もいい脚を使ってくれて、気持ち良かったです。ゴール直前までは必死に追っていたので、勝てるかどうかはわからなかったのですが、右を見たら誰もいなかったので、やったという思いで
ガッツポーズをしました。
操縦しやすい馬ですし、合図を出したらとても良く反応してくれます。操縦性の良さがいいところだと思います。やっとGIを勝つことができました。ことしも残り少ないですが、自分も今まで以上に結果を出していきたいと思っていますので、応援よろしくお願いします」
2着
ビップデイジー(
幸英明騎手)
「最後はしっかりと伸びてくれました。惜しかったです。調教よりも本番の方が良いタイプで直線はしっかり伸びてくれました。次が楽しみです」
3着
テリオスララ(
M.デムーロ騎手)
「1600mは少し忙しかったです。スタートは決めましたが二の脚が速くなかったので内になりました。でも道中は良い手応えがあって真面目に走ってくれました。(3コーナーの)下りも真面目に走ってくれました。もう少し外に出したかったのですが上手くいかずそこが響きました。でも本当に良い馬です」
4着
ショウナンザナドゥ(
池添謙一騎手)
「良い枠で今日の馬場傾向から前めでポジションをとって運ぼうと考えました。ポジション取りとしては2番手の後ろを取れて折り合いもつきました。悪くないと思い運びましたが、想定よりペースが流れてこのポジションがしんどくなってしまったのかなと思います。直線に向いた時には良い形で、ここからという感じでしたが、流れた分結果後ろの展開になったのかなと思います」
5着
スリールミニョン(
永島まなみ騎手)
「課題の折り合い面は全く問題ありませんでした。終いもいい脚で伸びてくれました。その点厩舎のスタッフのみなさんが頑張って下さいました。今後ポジションを取った中で折り合いがしっかりつけばもっとスムーズだと思います」
6着
コートアリシアン(
戸崎圭太騎手)
「初めて乗るので
テンションがどうかと思っていました。ただ、ゲートに入ると微動だにしないというか、大人しくて、集中力が‥‥。メンコを着けて臨みましたが、前半流れに乗り切れませんでした。最後は伸びているのですが‥‥」
7着
ミーントゥビー(
古川吉洋騎手)
「すごくいい馬です。まだ良くなりそうです。ただ18番枠がかわいそうでしたね。なかなか馬の後ろに入れることができませんでした。それでも直線しっかり伸びてくれました。距離も外を回されながらしっかり伸びているので対応できるでしょうし、これからが楽しみです」
8着
ミストレス(
坂井瑠星騎手)
「スピードはある馬なので、スピードを生かす自分の形で、しっかり走ってくれました」
10着
ジャルディニエ(
北村友一騎手)
「調教よりもレースの方が冷静に走っていました。ゲートの前は
テンションが昂っていたので、その点が解消してくると良いと思います」
13着
メイデイレディ(L.デットーリ騎手)
「良いポジションでレースを進めましたが、この馬にとっては馬場が少し緩かったですし、初めての右回りで少し混乱しているようでした。さらに長距離輸送もありましたし、この4か月で5走目ですので、馬も疲労していて、今日はこの馬の走りができませんでした」
(J.リー調教師)
「L.デットーリ騎手は、馬が馬場をしっかりととらえられず、空回りしていたと言っていたので、もう少し馬場が堅い方が良かったのかもしれません。望んでいた結果ではありませんでしたが、これから馬を少し休ませて、また戻ってきたら、これまでのレースのように走れるようにしたいと思います」
16着
ブラウンラチェット(
C.ルメール騎手)
「ゲート裏で馬はいろいろ気にしていたようです。まだ3戦目ですからね。スタートは良かったのですが窮屈な中、自分のリズムで走れませんでした。その後は3、4コーナーの馬場が悪く、初めての右回りもあり進みが良くありませんでした。勝ち馬の後ろに行きましたが追いかけることができませんでした。伸びませんでした。でもまだ2歳です。来年また
トライしましょう」
ラジオNIKKEI