最年長の
日本ダービー馬として意地を見せるか。古豪の
シャフリヤール(牡6、栗東・
藤原英昭厩舎)が
有馬記念(3歳上・GI・芝2500m)でGI・3勝目を目指す。
シャフリヤールは
父ディープインパクト、
母ドバイマジェスティ、母の父
Essence of Dubaiの血統。母は10年の米G1・BCフィリー&メアス
プリントの勝ち馬。半兄の
アルアインは17年の
皐月賞と19年の
大阪杯の覇者。甥の
アルナシームは今年の
中京記念を制している。
ここまで17戦4勝。3歳時に
毎日杯で重賞初制覇。続く
日本ダービーでは4番人気だったが、
皐月賞馬の
エフフォーリアをゴール前でハナ差捕らえて世代の頂点へ。そして4歳時には
ドバイシーマクラシックでGI・2勝目を挙げた。しかし、その後は10連敗中。GIに限ると8戦して2着2回、3着2回、4着1回、5着3回。一度も掲示板を外していないが、惜しくも勝利には手が届いていない。
今回は5着だった昨年に続き、2年連続2回目の
グランプリ参戦となる。2年9カ月も勝利から遠ざかっているが、前走の
BCターフが3着だから衰えはない。
日本ダービー馬が6歳でGI制覇となれば、データが確認できる84年以降で史上初の偉業。年下の
日本ダービー馬2頭、
ドウデュースと
ダノンデサイルを下しての戴冠を期待したい。
※タイトルに一部誤りがありました。訂正してお詫び申し上げます。