「香港国際競走」が8日、シャティン競馬場で行われ、日本馬9頭が4レースに参戦。メインのカップは地元の英雄
ロマンチックウォリアー(セン6=シャム)が史上初の3連覇を達成した。直線追い上げた
リバティアイランドは2着。日本馬が遠征する海外G1は今年このレースが最後となり、19年から5年連続で制した海外G1制覇はストップした。
日本馬の海外G1制覇の前に立ちはだかった大きな壁。香港最強馬
ロマンチックウォリアーは楽々とダービー馬
タスティエーラをかわし、直線追い上げた3冠牝馬
リバティアイランドも振り切った。鞍上のマク
ドナルドがゴール前で振り返る余裕のフィニッシュ。「最後の脚も素晴らしかった。問題なく突き放してくれたね」と勝利をかみしめた。
24年のロンジンワールドベストジョッキーに輝いた鞍上がパートナーを史上初の当レース3連覇にエスコート。「この馬を誇りに思う。厩舎のチームが素晴らしい仕事をしてくれた。私が乗った中でベストの馬。人生で一度出合えるかどうかの馬だと思う」と称えた。
昨年の豪G1
コックスプレートから7連勝。6月に来日した
安田記念も圧倒的な強さで制した。25年は中東のビッグレースも
ターゲット。サウジC(2月22日)とドバイワールドC(4月5日)に参戦予定。その後は日本への再遠征も視野に入れている。マク
ドナルドは「この馬を負かす馬が現れるのかな」と不敵に笑うほど、絶対的な自信を持つ。24年の海外G1を勝てなかった日本馬にとって、来年も大きな壁になる。
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