暮れの中山マイルの牝馬限定戦として親しまれていたオープン特別が、2015年から重賞に
リニューアル。同時に
愛知杯が年明けに移動し、12月の古馬牝馬の目標レースとしての位置付けが明確になった。
1.若い馬が中心
重賞昇格以降の9回で、3歳馬は[4-2-1-33]で複勝率17.5%、4歳馬は[2-6-4-33]で複勝率26.7%なのに対し、5歳馬は[3-1-2-37]で複勝率14.0%、6歳以上は[0-0-2-14]で複勝率12.5%。若い馬有利の傾向はオープン特別時代からあったが、それがより一層強まっている。
2.距離延長ローテは苦戦
過去9回で、前走から距離延長となる馬は[1-1-1-26]で複勝率10.3%と、同距離の[3-6-4-35]で複勝率27.1%、短縮の[5-2-4-56]で複勝率16.4%と比べると苦戦傾向。冬場のタフな馬場状態で、急坂の中山ということから、延長ローテでは踏ん張りがきかないケースも多いのだろう。
3.前走ローカルは苦戦
過去9回で、前走京都組が5勝、前走東京組が3勝。2・3着を見ても前走が東京・中山・京都・阪神だった馬ばかりで、前走ローカル場だった馬は[0-0-0-26]。
ミアネーロは3歳馬で、前走がGI
秋華賞に出走して6着。中山コースは
フラワーCで勝っていて、
紫苑Sでも2着と相性抜群。ここは重賞2勝目を挙げる可能性も十分。