今度こそ頂点へ。
ディープインパクト産駒の
プログノーシス(牡6、栗東・
中内田充正厩舎)が、
有馬記念(3歳上・GI・芝2500m)でGI初制覇を目指す。
プログノーシスは
父ディープインパクト、
母ヴェルダ、母
Observatoryの血統。ここまで16戦7勝。昨年の
金鯱賞と
札幌記念、今年の
金鯱賞とGIIを3勝している。一方、GIは5戦してクイーンエリザベスII世Cが昨年、今年と2年連続で
ロマンチックウォリアー(
Romantic Warrior)の2着、昨年の
天皇賞(秋)が
イクイノックスの3着、そして前走の
コックスプレートが2着、健闘はするものの、あと一歩で勝利を逃している。
今回は6回目のG1チャレンジ、そして
グランプリ初参戦となる。過去最長の2500m、さらには初の中山がカギとなるが、能力的に引けを取ることはない。ただ、スタートに課題があるので、おそらくは後方からの競馬。それだけに展開の助けほしいところだ。
社台
ファーム産の
ディープインパクト産駒として、いずれは種牡馬になることが期待されている。それだけに「未完の大器」では終われない。待ちに待った悲願成就となることを願いたい。