「朝日杯FS・G1」(15日、京都)
サウジアラビアRC覇者で2戦2勝の
アルテヴェローチェが11日、栗東坂路で最終リハ。僚馬に半馬身先着して仕上がりの良さをアピールした。前走は
凱旋門賞のため騎乗できなかった
武豊が新馬戦以来のコンビを組む。名手に導かれ、3連勝でのG1制覇を目指す。
新馬戦-サウジアラビアRCと連勝中の
アルテヴェローチェは栗東坂路で併せ馬。スピード感あふれる動きで4F52秒3-38秒1-12秒1の好タイムを計時。併せた
ブエナオンダ(3歳2勝クラス)に半馬身先着した。
◆
須貝尚介調教師
-最終追い切りは坂路で併せ馬という調教メニューでした。
「きょうは併せ馬の必要はなかったけど、G1なので意識を持たせるために。十分に動けていましたね。先週までにしっかりとやれていますから」
-前走で重賞V。
「力があるところを示してくれた。雨馬場も経験できたし、下が少々悪くてもしっかり走れる」
-
武豊騎手の評価も高い。
「2週前、先週と2週続けて追い切りに乗って、ジョッキーも北海道の時より良くなっていると言ってくれた。素質が高く、心臓がいい」
-課題を挙げるなら。
「ちょっと気持ちが入りやすいことろはある。ただ、前走で佐々木ジョッキーが前半で抑える競馬をしてくれたからね。それが今回に生きてくれると思う」
◆
武豊騎手 -2週前、先週と追い切りに騎乗していますが、感触は。
「いい動きだったよ。素質もあるし。ただ、少し
テンションが高いところはあるかな。デビュー戦の時もちょっとイレ込んでいた。当日輸送も今回が初めてになるので、そのあたりは少し心配」
-新馬戦をコンビで快勝。
「調教で乗っていなくて競馬で初めて乗ったんだけど、いい馬だなと思いましたね。すごく乗り味がいい馬です」
-2戦目のサウジアラビアRCは佐々木騎手で差し切り勝ちでした。
「
凱旋門賞で乗れなかったけど、前半掛かりそうなところもあったが、途中からは折り合っていた。素質を感じる競馬でしたね。マイルはちょうどいいんじゃないかな」
-勝てば3年前の
ドウデュース以来2勝目。
「
ドウデュースのおかげで、まだ勝っていないと言われなくなったね(笑)」
-先週の阪神JFは同馬主で似た馬名の
アルマヴェローチェが勝利。
「あれっ?1週早くオレの馬が出ているって思ったわ(笑)。2週連続で勝てるよう、頑張ります」
提供:デイリースポーツ