白毛の古豪が暮れの大一番を制すか。22日(日)に中山競馬場で行われる
有馬記念(3歳上・GI・芝2500m)に
ハヤヤッコ(牡8、美浦・
国枝栄厩舎)が
吉田豊騎手を背に出走する。
同馬は
父キングカメハメハ、
母マシュマロ、母の
父クロフネの血統。祖母が
シラユキヒメで、いわゆる“白毛一族”に属する。近親には
ソダシ、
ママコチャ姉妹のほか、
メイケイエールや
アマンテビアンコなど、芝・ダート問わず活躍馬がずらりと並ぶ。
18年6月にデビュー。2戦目で勝ち上がると、4戦目からはダートに矛先を転じる。翌年3月に2勝目をマークすると、同年の
レパードSを10番人気で制し、白毛馬初の
JRA重賞制覇を達成した。その後も砂の中距離戦を賑わせたが、6歳春に出走した
日経賞で5着に健闘し、再び芝路線に転向。同年夏に
函館記念を制したほか、今秋には
アルゼンチン共和国杯で3つ目のタイトルを手にするなど、芝とダート双方で結果を残している。これまでの通算成績は42戦7勝(うち重賞3勝)。
宝塚記念には21年に
シロニイが出走しているが、
有馬記念に白毛馬が出走するのは史上初。そして8歳馬の勝利となれば、こちらも初めての記録となる。「老いてなお盛ん」という言葉がよく似合う“白毛のアイドル”。前走で重賞Vの勢いそのままに、悲願&快挙の白星ゲットなるか。