昨年の
ホープフルS覇者
レガレイラ(牝3、美浦・
木村哲也厩舎)が、
有馬記念(3歳上・GI・芝2500m)で3歳牝馬では64年ぶりとなる同レース制覇を狙う。
レガレイラは父
スワーヴリチャード、母ロカ、母の父
ハービンジャーという血統。母は15年
クイーンCの3着馬で、半兄には22年の
菊花賞で4着だった
ドゥラドーレスがいる。また曾祖母は名繁殖牝馬の
ウインドインハーヘアがおり、
ディープインパクトや
レイデオロらと同じ一族となる。
23年7月、函館の新馬戦でデビュー勝ち。アイビーSで3着後に挑んだ初GIの
ホープフルSでは1番人気に応え、直線一気の追い込みで
ビッグタイトルを獲得した。3歳となった今年は牡馬クラシック路線へと進み、特にダービーでは2番人気を集めて5着と存在感を示した。また秋は
ローズS、
エリザベス女王杯に出走していずれも5着。
有馬記念において3歳牝馬のVは1960年の
スターロツチ以来(当時の馬齢表記では4歳)となる。また86年以降では、のべ19頭の3歳牝馬がこの記録に挑み、94年の
ヒシアマゾン、07年の
ダイワスカーレット、09年の
ブエナビスタの2着が最高。果たして
レガレイラは初タッグを組む
戸崎圭太騎手とともに、約70年の
有馬記念の歴史に新たな1ページを刻むか。注目の大一番は目の前に迫る。