今年の
菊花賞馬
アーバンシック(牝3、美浦・
武井亮厩舎)が、
有馬記念(3歳上・GI・芝2500m)で2つ目のGIタイトルを狙う。
アーバンシックは父
スワーヴリチャード、
母エッジースタイル、母の父
ハービンジャーという血統。母は
JRAで3勝を挙げており、一族には同じく
有馬記念に出走予定のいとこの
レガレイラ、今年の
桜花賞馬
ステレンボッシュらGI馬が並ぶ。
23年8月、札幌の新馬戦でデビュー勝ちを決めると、自己条件勝利後の
京成杯では後の
日本ダービー馬
ダノンデサイルの2着に。
皐月賞は4着、
日本ダービーは11着となったが、
セントライト記念でうれしい重賞初制覇。勢いそのままに臨んだ
菊花賞では、中段待機から下り坂でポジションを上げていく好騎乗も相まってうれしいGIタイトルを手中に収めた。
今回コンビを組む
C.ルメール騎手は、これまで
セントライト記念、
菊花賞と2戦2勝と好相性。さらに
グレード制導入以降、同年
菊花賞馬の
有馬記念の成績は【7-3-2-10】(勝率:31.8%、連対率:45.5%、複勝率:54.5%)というデータも追い風だ。さらに
C.ルメール騎手、3歳馬、シルクレーシングといえば、2年前の
イクイノックスと同じ組み合わせというのも何かを感じさせる。強力な古馬との初対戦となるが、ここまで揃えば引けはとらないはずだ。