昨年の
きさらぎ賞覇者の
フリームファクシ(牡4、栗東・
須貝尚介厩舎)が、日曜中京11Rのコールドムーンステークス(3歳上・オープン・ダ1400m)でダートに初挑戦する。
フリームファクシは父
ルーラーシップ、
母ライツェント、母の
父スペシャルウィークの血統。半姉の
ディアドラは17年の
秋華賞、19年の英G1ナッソーSの覇者。祖母は名繁殖牝馬の
ソニンクなので、
ロジユニヴァースや
ソングライン、
ノーザンリバーや
ランフォルセと同じ牝系の出身となる。21年のセレクトセールでは1億4000万円(税抜)で取引された。
ここまで14戦3勝。2戦目から3連勝で
きさらぎ賞を制覇。クラシックの有力馬と目されたが、
皐月賞以降は10連敗を喫している。今春以降はリステッドで3着、10着、3着、2着。何度も好勝負を演じ、前走の
ポートアイランドSでは久々の連対を果たしたものの、惜しくも勝利には手が届いていない。
久々の美酒を求め、今回はダートに初挑戦となった。きょうだいは芝馬ばかりだが、母のきょうだいには2頭のダート重賞ウイナーがいるので、適性があっても不思議ない。陣営の思い切った策が吉と出るか、要注目の一戦となる。