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有馬記念5年連続好走中 “グランプリの牝馬”が今年も好配当を演出するか

  • 2024年12月19日(木) 18時30分
 近年の有馬記念(3歳上・GI・芝2500m)では牝馬の好走が目立つ。19年のリスグラシューから昨年のスターズオンアースまで5年連続で馬券圏内。そこで主な好走馬を振り返りつつ、今年出走予定の3頭を紹介したい。

 まずは19年だ。この年はアーモンドアイが圧倒的な1番人気に支持されたが、まさかの9着敗退。一方で2番人気のリスグラシューが5馬身差の圧勝を収め、有終の美を飾った。続く20年は1着クロノジェネシス、2着サラキアでレース史上初の牝馬ワンツー。その後、21年と22年はクロノジェネシスジェラルディーナの3着確保が精いっぱいだったが、昨年は7番人気のスターズオンアースが2着に奮闘。牝馬として3年ぶりの連対を果たしている。

 そして今年は19年以降では最も少ない3頭の出走。あえてエース格を挙げるなら、昨年2着のスターズオンアース(牝5、美浦・高柳瑞樹厩舎)だろう。一昨年に桜花賞オークスを制覇。昨年もGIばかりを4戦して2着2回、3着2回と安定した成績を残した。今年は海外初挑戦のドバイシーマクラシックが8着、休み明けのジャパンCが7着と精彩を欠いているが、叩き2戦目で本領発揮となるか。

 他の2頭にもチャンスはある。スタニングローズ(牝5、栗東・高野友和厩舎)は前走のエリザベス女王杯で復活のGI・2勝目を手にした。R.ムーア騎手との初コンビも魅力的だ。レガレイラ(牝3、美浦・木村哲也厩舎)は昨年のホープフルSの覇者。その後は6着、5着、5着、5着と人気を裏切り続けているが、嵌まった時の切れは一級品。3歳牝馬としては60年のスターロツチ以来、64年ぶりの戴冠を狙う。

 どの馬が馬券に絡んでも好配当、高配当になるはず。「グランプリの牝馬」を信じ、せめて馬券のヒモには忍ばせておきたい。

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