競馬新聞「馬サブロー」が誇るPOGマスター、木村拓人(美浦)と塩手智彦(栗東)がお送りするPOG情報。東西のトレセンでつかんだ情報をお伝えします。
先週は阪神JFと香港国際競走が行われました。香港国際競走は4戦中3戦が地元勢の勝利。
ゴールデンシックスティがいなくなった
香港マイルは日本馬にもチャンスがあると思いましたが、
ヴォイッジバブルが強かったですね。今の香港勢は本当に層が厚いです。
香港スプリントもカーイン
ライジングが着差以上の強さを見せつけました。ただ、3着
サトノレーヴもコース適性の高さを見せましたので、今後のリベンジに期待したいです。そしてメインの
香港Cは
ロマンチックウォリアーの強さが際立っていましたね。
リバティアイランドと
タスティエーラならもしかしてと思っていましたが、ここにきてすごみが増している印象。来年はサウジ、ドバイへの遠征も視野に入っているとのことで、いつまで日本の壁として立ち続けるのでしょうか…。倒せる日本馬が現れることに期待しています。
阪神JFは
アルマヴェローチェ(牝、上村)が勝利。
札幌2歳S2着から久々のレースとなりましたが、お見事でしたね。2着は
ビップデイジー(牝、松下)。3着が
テリオスララ(牝、田島)でした。1番人気に支持された
ブラウンラチェット(牝、手塚)は16着と大きく敗れてしまいました。木曜の馬体重発表時点で体を減らしていましたが、もともと馬格に恵まれた馬ではないだけに厳しかったかもしれませんね。素質は間違いないだけに、成長に期待したいところです。次走は
桜花賞(4月13日・阪神、芝1600m)への直行が濃厚とのこと。
テリオスララはフラワーC(3月22日・中山、芝1800m)を予定。7着
ミーントゥビー(牝、堀内)、
百日草特別2着の
ホウオウガイア(牝、大竹)は
フェアリーS(1月12日・中山、芝1600m)が目標となります。
母にマイルG1・2勝の
メジャーエンブレムを持つ
カレラエンブレマ(牡、田村、父
サートゥルナーリア)は28日の中山芝2000mの新馬戦でデビューを目指します。(馬サブロー美浦支局・木村)
提供:デイリースポーツ