「朝日杯FS・G1」(15日、京都)
無傷の3連勝でG1制覇を狙う
アルテヴェローチェ。山田隆裕助手に手応えを聞いた。
◇ ◇
-前日の調整は。
「
テンションを上げたくないので角馬場で。雰囲気はすごくいい。ピリッとしたところもなく、落ち着きもあった」
-2戦2勝。
「まだ子ども過ぎて。少し落ち着きは出てきたけど、体が緩かったり、精神的に幼いので刺激に弱い。それでも輸送は優秀で競馬場の方が楽。馬房でもおとなしい」
-良くなった点は。
「調教も動く古馬と併せるしかないぐらい、動きの質がいい。しっかりとご飯を食べるようになって、夏場よりも体が増えている。搭載エンジンがすごい」
-担当した
ステラヴェローチェは新馬、サウジアラビアRCを連勝して朝日杯FSは2着だった。
「
ステラヴェローチェ、
ドルチェモア、
フリームファクシ、
スワーヴアラミスと、いい馬を担当させてもらったけど、エンジンはトップクラス。ステラと同じぐらい、いいエンジン。ただ、ステラは心身が見合っていたけど、この子はまだ見合っていない」
-前走について。
「何もしないでも少しずつ馬が差を詰めて、追いつくらしい。(佐々木)
ダイスケは“直線に向いたら勝つって思った”って。それも、1頭で上がってきたからね。併せ馬ならもっと鋭く伸びた」
-舞台は京都マイル。
「ユタカさんは“ぴったり”と。
ドウデュース乗りでいい。乗りやすいし、控えようと思ったら控えられる」
-抱負を。
「
ステラヴェローチェが卒業したのでね。ステラはG1を勝てなかったけど、この子はあっさりいきそう。うまくバトンタッチしてもらえるとうれしいかな」
提供:デイリースポーツ