「朝日杯FS・G1」(15日、京都)
5番人気の
アドマイヤズームが、好位から鮮やかに抜け出してG1初勝利を飾った。2馬身半差の完勝で、鞍上の川田がパートナーの首筋をなでて奮闘をねぎらった。2着は2番人気の
ミュージアムマイル、3着には9番人気の
ランスオブカオスが入った。1番人気の
アルテヴェローチェは5着だった。勝ち時計は1分34秒1(良)。
昨年の
ジャンタルマンタルに続く連覇で、歴代最多タイの朝日杯FS4勝目となった川田は「手応え通りしっかりと動けましたね。2戦目の未勝利戦で動けていましたので、あの感じなら負けないと思っていました」と会心の勝利を振り返る。「亡くなってはしまいましたが、オーナーの近藤(利一)会長にはお世話になりましたし、奥さんが引き継がれて、こうしてアドマイヤの馬でG1を勝てたことがうれしいです」と万感の思いをかみしめた。
来春はクラシックなど、3歳牡馬戦線の大舞台での戦いが視野に入る。「距離が延びることは難しいチャレンジになると思いますが、まずはきょうG1馬まで上り詰めたことをほめてあげたいですね」と、相棒の奮闘をたたえていた。
提供:デイリースポーツ