12月15日の中山11R・
ディセンバーS(3歳上オープン・リステッド、芝1800メートル=16頭立て)は、古馬との初対戦だった
エコロヴァルツ(牡3歳、栗東・
牧浦充徳厩舎、
父ブラックタイド)が、クラシック皆勤の力を見せて快勝。1番人気に応えた。勝ち時計は1分45秒2(良)。
これまでは極端なレースをすることが多かったが、今回は好位3番手から正攻法のレース運び。楽な手応えで4コーナーを回ると、あとは仕掛けるタイミングを図るだけ。2着
ジューンオレンジとは0秒2差だったが、着差以上に余裕を感じさせる内容だった。この日3勝目となったトム・マーカンド騎手は「重賞を走ってきた馬なので、彼にとっては走りやすいレースでした。とにかくいい馬です」と能力の高さを評価。牧浦調教師は「これまでは後ろに行ったり前に行ったりしたけど、テン乗りだったので先入観なく乗ってくれた。来年のために賞金加算が大きな目標だったので良かった」と安心した様子だった。
スポーツ報知