◆第76回
朝日杯FS・G1(12月15日、京都・芝1600メートル)
2歳マイル王決定戦は16頭立てで争われ、5番人気で
川田将雅騎手騎乗の
アドマイヤズーム(牡2歳、栗東・
友道康夫厩舎、父
モーリス)が前走の未勝利戦に続く連勝でG1初制覇。この結果を受けて、現役時代に中央&地方で通算4464勝を挙げている元騎手の安藤勝己氏(アンカツ)が15日に自身のX(旧ツイッター)でレース分析をポストした。
勝った5番人気の
アドマイヤズームには「
ユウガが1勝馬でも乗るわけや」と
川田将雅騎手の選択を納得した様子。続けて「初戦の敗戦がいい経験になって、目標のレースで改善されとるもんな。位置取りは言うまでもなく、直線は馬場のいい所を選ぶ余裕まである完勝」とたたえた。
2着には2番人気に支持された
ミュージアムマイルが入ったが、「課題のゲートが悔やまれる」と序盤のロスを指摘。さらに「上手くリカバリーしとるんやけど、本質は中距離って印象」と距離適性について見解を示した。
武豊騎手が騎乗した1番人気の
アルテヴェローチェは掲示板ギリギリの5着を確保するのがやっとだった。「
テンションの部分やね。前有利と分かっとる流れでも、行きたがるのをなだめつつ末脚に懸けるしかなかった」と経験者らしい感覚を伝えた。
スポーツ報知