「
有馬記念・G1」(22日、中山)
前走時とはまるで覇気が違う。
ベラジオオペラは15日、栗東CWで体をほぐしてから、栗東坂路へ登場した。活気のあるキビキビとした動きで4F55秒2-40秒6-12秒7をマーク。自らまたがった上村師は「予定通りで、ちょうどいいくらいの感じでした。前走時と比べると状態は全然違う」と、かなりの手応えを感じているようだ。
今年の
大阪杯でG1タイトルを手中に収めると、次戦の
宝塚記念でも見せ場たっぷりの3着に好走。まさに充実一途だったのだが、秋初戦の
天皇賞・秋は伸び切れず6着に敗れた。ただ指揮官は「夏バテが尾を引いて、
大阪杯や
宝塚記念の時と比べると正直半分もなかった。それでも、あの状態で6着まで来るんだから大した馬だよ」と悲観の色は全くなかった。
前走後は攻めの調教でじっくりと乗り込んできた。「相当攻め量を増やしてきました。気持ちの面も全然違っていて、ピリピリしている。いい頃に戻ってきたね」と仕上がりに太鼓判。「中山コースは立ち回りひとつだと思うし、ト
リッキーなだけにやりやすいんじゃないかな」。2つ目の
ビッグタイトル奪取へ向けて、さらにコンディションを上げていく。
提供:デイリースポーツ