年末の総決算と言われるだけあって、
有馬記念(3歳上・GI・芝2500m)の出走馬のローテーションは多岐にわたる。そこで過去10年を振り返り、前走別の成績をチェックしたい。
まずは
ジャパンC組だ。【3-3-4-41】の勝率6%、複勝率20%。回収率は単複ともに50%以下なので、意外に物足りない。注目は着順別の成績で、勝ち馬は【0-1-1-3】、2着馬は【0-0-0-4】だから、ともにイマイチ。一方で6着以下だった馬も【0-0-0-30】と壊滅的だ。狙い目は3〜5着の惜敗組で【3-2-3-4】の勝率25%、複勝率67%だから、積極的に買いたい。
続いて
天皇賞(秋)組は【3-2-1-11】の勝率18%、複勝率35%。間隔をとったことでフレッシュなのか、
ジャパンC組と比較すると優秀だ。ただ、馬券に絡んだ6頭は全て
有馬記念で3番人気以内だった点に注意したい。
天皇賞(秋)組以上に狙えるのが
菊花賞組だ。【2-2-2-9】の勝率13%、複勝率40%。複勝回収率が126%もあるように、14年に9番人気2着の
トゥザワールド、22年に6番人気2着の
ボルドグフーシュなど、伏兵の活躍も目立つ。
最後に海外組にも触れておこう。【1-1-2-8】の勝率8%、複勝率33%。取捨選択の参考にすべきは人気で、5番人気以内は【1-1-2-2】とまずまずだが、6番人気以下は【0-0-0-6】と苦戦している。
以上を踏まえて、買いたいのは3頭。
ジャパンCで5着だった
ジャスティンパレス、
菊花賞から参戦する
アーバンシック、
ダノンデサイルを狙いたい。