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「金」の年の有馬記念に必勝データあり ドウデュースには追い風か?

  • 2024年12月18日(水) 15時00分
 12月22日(日)に中山競馬場で行われる有馬記念(3歳上・GI・芝2500m)。2024年中央競馬の総決算で年末の国民的イベントでもあるグランプリの開催が迫る中、ここでは一味違った視点で有馬記念を紐解いていきたい。今回は、“今年の漢字と有馬記念”について。

「今年の漢字」は、日本漢字能力検定協会が一年の世相を表す一字を全国から募集し、京都・清水寺で発表する師走の風物詩。30回目を迎えた24年は「金」が5回目の選出となった。パリオリンピック・パラリンピックでの日本人選手の活躍やメジャーリーグのロサンゼルス・ドジャースに所属する大谷翔平選手の活躍が目立ったことなどが選出理由となっている。

 これまで「金」が選ばれたのは00年、12年、16年、21年の計4回。各年の有馬記念での上位3頭について調べてみると…。

00年
1着:4枠7番 テイエムオペラオー(1番人気)
2着:7枠13番 メイショウドトウ(2番人気)
3着:6枠12番 ダイワテキサス(13番人気)

12年
1着:7枠13番 ゴールドシップ(1番人気)
2着:3枠6番 オーシャンブルー(10番人気)
3着:5枠9番 ルーラーシップ(2番人気)

16年
1着:6枠11番 サトノダイヤモンド(1番人気)
2着:1枠1番 キタサンブラック(2番人気)
3着:1枠2番 ゴールドアクター(3番人気)

21年
1着:5枠10番 エフフォーリア(1番人気)
2着:3枠5番 ディープボンド(5番人気)
3着:4枠7番 クロノジェネシス(2番人気)

 まず目が行くのは1番人気が全てで勝利している点だろう。初選出となった00年以降、1番人気成績は【13-4-1-6】で勝率54%と優秀な成績を収めているが、それでも約半数は涙をのんでいるのが事実。そんな中で「金」選出の年は100%というのは、1番人気が予想され秋古馬三冠達成を狙うドウデュース(牡5、栗東・友道康夫厩舎)にとって追い風となりそうだ。

 また同時に、2番人気も全て年で馬券に絡んでいるのも見逃せない。00年以降、2番人気の成績は【5-2-4-13】で複勝率46%とこちらも優秀な成績ではあるが、1番人気と2番人気が同時に馬券圏内に入ったのは24回中8回。そのうち4回が「金」選出年となっている。18日時点のnetkeiba予想オッズでは、2番人気がアーバンシック(牡3、美浦・武井亮厩舎)となっており、ドウデュースとともにマークしたい存在といえよう。

 今年秋にはさらにギアを上げ「金」メダル級の活躍を見せるドウデュース、初物が多かった今年の競馬界で厩舎に「初」GI制覇を届けたアーバンシックがそこに続くか。24年を締めくくる大一番は22日15時40分、師走の中山競馬場で戦いの火ぶたが切られる。

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