昨年2着の二冠牝馬がリベンジを期す。22日(日)に中山競馬場で行われる
有馬記念(3歳上・GI・芝2500m)に
スターズオンアース(牝5、美浦・
高柳瑞樹厩舎)が
川田将雅騎手を背に出走する。
同馬は父
ドゥラメンテ、
母サザンスターズ、母の
父Smart Strikeの血統。祖母は09年の仏
オークスなどG1を6勝した
スタセリタで、叔母に
ソウルスターリングや
シェーングランツなどがいる。
21年8月に新潟でデビュー。2戦目で勝ち上がると、年明けの
フェアリーS、
クイーンCを連続で2着に好走し牝馬三冠路線へ。
桜花賞では狭い馬群を割って勝利を掴むと、
オークスでは大外枠から上がり最速の末脚を繰り出し二冠を達成。三冠を狙った
秋華賞では出遅れがひびいて惜しくも3着に敗れた。年が明けた23年はGIに4度出走、3着を外さない堅実な走りを続けた。
今年に入ってからは連続で掲示板外に沈んでいるが、初戦の
ドバイSCでは
ルメール騎手の落馬負傷による急遽の乗り替わりや、始動戦が
ジャパンCになったりとやや順調さを欠いている印象。8カ月ぶりの実践を叩いた今回は仕上がりに期待が持てる。ここまで国内の3戦連続で8枠に入っているが、昨年はレース史上初となる大外16番枠から馬券内に入った本馬。どこの枠番でも心配無用だ。クラブの引退規定により残された現役期間は僅か。桜制したパートナーとともに再び輝く星となる。