JRA最少体重勝利記録(338キロ)を更新するなど、小柄な馬体で人気を集めた
メロディーレーン(牝8歳、栗東・森田)が現役を引退し、繁殖入りすることが18日、明らかになった。所属するレックススタッドがホームページで発表した。
メトロポリタンS7着後は休養しており、放牧先から6日に栗東トレセンに帰厩。昨年3着と好走していた
万葉S(1月6日・中京)での復帰に向けて調整していたところ、15日の調教後に右前脚に腫れが見られた。触診による痛みもあったことから、18日にトレセンの診療所で
エコー検査を行ったところ、深屈腱付近を再度傷めていたことが判明。関係者間で協議した結果、現役を引退し、北海道新ひだか町の岡田スタッドで繁殖馬となることが決まった。
同馬は父
オルフェーヴル、
母メーヴェ(母父モティヴェーター)の間に誕生した鹿毛馬。半弟に21年
菊花賞、22年
天皇賞・春、
宝塚記念などG1・3勝を挙げた
タイトルホルダーがいる。
18年10月に京都で336キロでデビュー(10着)。10戦目に初勝利(340キロ)を挙げた。昇級2戦目に出走した阪神芝2600メートル戦でレコード勝ちし、JRA最少体重勝利記録(338キロ)を更新すると、勢いに乗って牝馬ながら
菊花賞に出走して
ワールドプレミアの5着と好走。長距離戦線を中心に全4勝を挙げるなど、小柄な
アイドルホースとしてファンの多い馬だった。
提供:デイリースポーツ