【武豊に聞く】

　――前走ジャパンCを振り返って。

　「天皇賞に続いて素晴らしい走りができた。いい展開ではなかったが、力でねじ伏せた。改めてポテンシャルの高さを感じるレースだった」

　――1週前追いの感触は。

　「天皇賞、ジャパンCと凄くいい状態だったが、変わらず今回も凄くいい気配、雰囲気だった」

　――思い出のレースは。

　「印象深いレースが多い。ダービーはうれしかった。(昨年の)有馬記念も騎手人生において大きいレースになった」

　――自身はオグリキャップ、ディープインパクト、キタサンブラックで有終Vを達成している。

　「大役だなと思っている。最後、いい形で引退させてあげたい。勝って終わりたい思いが強い。次はないので、不利のない、悔いのない走りをしたい」

　――いよいよラストラン。

　「競馬界を盛り上げてきた馬。自分の中でも中心にいた存在。寂しさもある。きっちり勝って終わりたい。僕自身は昨年より明らかに状態がいい」

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