「
有馬記念・G1」(22日、中山)
今度こそ頂へ-。3年連続での
有馬記念参戦となる
ジャスティンパレスが18日、陣営が抱くそんな熱い思いとともに、栗東坂路を伸びやかなフットワークで駆け上がった。
抑えを利かせながらの4F54秒7-39秒6-12秒5。見届けた杉山晴師は「(秋)3度目の長距離輸送なので、おしまいだけという感じで。時計的にも予定通りですし、見ている限りはフットワークもすごく良かったので非常に満足しています」と胸の内を明かした。
昨年の
天皇賞・春を射止めて以来、白星から遠ざかっている現状。この秋も
天皇賞・秋4着→
ジャパンC5着。掲示板を確保しながらも、力の全てを出し切れずにいる。ただ、そんなかみ合わないなかにあっても、指揮官は変わらぬ信頼を寄せ、しっかりと前を向く。「もう1回G1を勝てる馬だと思います。秋3戦目になりますが、上積みを感じますし、何とかスタートを決めてスムーズな競馬を。最大限の力を発揮できるように、頑張っていきたいです」。
一昨年7着、そして1番人気に支持された昨年が4着。苦い経験を力に変え、三たび暮れの
グランプリに挑む。
提供:デイリースポーツ