18日に右前肢の負傷のため、オーナーである岡田牧雄氏が代表を務めるレックスがホームページ上で引退が発表された
メロディーレーン(牝8歳、栗東・
森田直行厩舎、父
オルフェーヴル)を管理する森田調教師が19日朝、栗東トレセンで取材に応じた。
同馬はG1を3勝した
タイトルホルダーの半姉。
JRAの最少馬体重勝利記録を持つことで人気を博した。馬体重338キロで出走した19年9月29日の阪神6R・3歳上1勝クラス(芝2600メートル)を
JRAレコードで勝ち、
JRA最少体重勝利記録も更新。続く
菊花賞で5着、翌年の
阪神大賞典でも5着に入るなど長距離戦で活躍した。小さな体で頑張る姿にファンも多く、「レーンちゃん」の愛称で多くのファンに愛された。
森田調教師のコメント「春からずっと悪かったからね。岡田スタッドの方で、無事に繁殖入りできて良かったです。皆さん応援してくれて、(厩舎公式の)インスタにもコメントをたくさんいただいた。ありがたいです。
カレンダーとファンブックも作ったので、ファンの皆さんに喜んでもらえたら。俺は何回も会いに行けるから。担当者がなかなか会えないのがかわいそう。一番さみしいんちゃうかな。未勝利戦を勝ったとき、9馬身差で勝って、トレセンに入って初めて泣きました。無事にかわいい子を産んでくれたら。一緒にいられて楽しかった。こんなに長い間面倒を見るとは思わなかった。小さすぎて、2、3戦してだめならすぐ引退と思っていた。脚が弱かったから、競走中止などの不安もあった。
アイドルホースを作ってくれてありがとうと
JRAの方にも言われました。(レーンには)ありがとうと言いたいです」
スポーツ報知