有馬記念で史上3頭目の秋3冠を目指していた
ドウデュース(牡5歳、栗東・友道)が右前肢ハ行で同レースへの出走を取り消すことが20日、明らかになった。このレースを最後に現役を引退し、北海道の社台スタリオン
ステーションで種牡馬入りする予定だった。友道師は「これだけの馬なので何かあってはまずいので。ファンの皆さんに申し訳ない」と謝罪した。レース後に開催予定だった引退式は中止する。
有馬記念史上最多となる47万8415票で、ファン投票1位に支持されていた。同馬は前日に行われた枠順公開抽選会で出走16頭中、最初に抽選権を得て、管理する友道師が内めの1枠2番を引き当てていた。
同馬は
父ハーツクライ、
母ダストアンドダイヤモンズの間に産まれた鹿毛馬で、
武豊騎手(55)=栗東・フリー=とのコンビで21年9月に小倉デビュー。3連勝で朝日杯FSを制してG1初制覇を飾ると、翌年のダービーで
イクイノックスとのたたき合いを制して世代の頂点に立った。
昨年の
有馬記念で
グランプリ初Vを果たすと、今年の秋は
天皇賞・秋、
ジャパンCでG1連勝を飾っていた。
提供:デイリースポーツ