有馬記念(22日、中山芝2500メートル)の1枠2番で出走が確定していた
ドウデュース(牡5=友道、
父ハーツクライ)が20日、右前肢ハ行のため出走を取り消した。友道師が発表した。ここがラストランでレース後、引退式が予定されていただけに、ファンに衝撃が走った。
騎乗する
武豊の初の有馬連覇と、
ドウデュースにとっては史上5頭目の有馬連覇が懸かっていた今年のレース。
ドウデュースは有馬で引退式を迎え、来シーズンから北海道安平町の社台スタリオン
ステーションで種牡馬入りすることが決まっていた。
ファンの期待が高まっていたラストランが、直前でまさかの取り消しとなった。突然の発表に、ネット上には「マジかよ」「一体何が」「こんなことがあるなんて」「このまま電撃引退になってしまうの?」「嗚呼、競馬史の生き証人としてまた1エピソード……
ドウデュースの有馬ラストランに夢を見たかった……無念」「なんてこった!」「主役がいない
有馬記念」「このまま引退なのか…」と驚く声があふれた。
21年夏の小倉でデビューし、無敗3連勝で
朝日杯FSを制してG1初制覇。22年ダービー、23年
有馬記念、今季2戦の
天皇賞・秋、
ジャパンCを合わせ、G1を5勝している。通算16戦8勝、獲得賞金は17億7587万5800円。
スポニチ